2019.07.10 更新
OBOG会長(代行)上村直路(6代 機械工学科卒)
前会長吉田の体調不良・療養中につき、上村が今年度総会までの間、会長代行をすることになりました。総会の開催につきましては、別途ご案内させていただきます。
■下記は5年前の前会長のコメントです。
青山学院理工ヨットセーリングクラブは、1972年(昭和47年)、青山学院理工学部1期の学生を中心に創部されました。おりしも加山雄三主演映画「若大将シリーズ」が人気を博している中、全国的に強豪といわれた体育会ヨット部が本大学にありました。練習はハードで理工学部学生にとっては至難であったため、理工学部学生が活動できるヨット部が結成されました。
当初は、中古のディンギーを共同購入し、諏訪湖や城ケ島などで合宿をしていました。その後、部員も増え、葉山町久留和海岸に合宿所を構え、ヨットの基礎練習にいそしんでいくことになります。
当OBOG会は、その創部メンバーの卒業とともに設立され、現役学生の指導および援助の一端を担うことになりました。
その後、クラブは順調に成長を続け、1976年には初のレーサーディンギーK16級(国産No.1クラス)を導入。1978年には、岡本造船所をたより、部員で自作したK16を駆って、初めて当級全日本選手権に出場することができました。結果は初出場かつ学生では歴代最高位4位に入賞しました。自作については理工学部学生の特色を表しています。
また、同時期に組織された「関東学生ヨット同好会連盟」(現・日本学生ヨットクラブ連盟)の中核となり、以後はK16級レースには毎年参加し、全日本チャンピオンも幾たびか輩出しました。また、OBには、505級、INT14級、スナイプ級などの世界選手権レースに出場する人も現れました。
同時にOBにはクルーザーグループも生まれ、その後「アメリカズカップ・日本チャレンジチーム」に関わるOBも輩出いたしました。
しかしながら、バブル崩壊後、いつしか学生ヨットは衰退の一途をたどり、昨今は学生確保が困難になり、休部もやむなしという状況になり、頼りのOB会の活動も停滞するにいたりました。
そのような状況下、顧問の先生、本学学生課様のご助力に加え、有志OBの活動により、徐々に復活の端緒につくことができました。