本学フランス文学科2期生(修士卒)の小島慶一先生(現・聖徳大学名誉教授)が『捩(もじ)り遊び日本語 テキトウでアイマイな日本語クイズ』を上梓されました。フランス語音声学がご専門であられるお洒落な小島先生のエスプリ満載の言葉遊び集です。日本語の奥深さを改めて感じました。巻末の先生の詩の言葉にも心が動きます。
「洒落は知能の遊び。ダジャレになるかオシャレになるか。生きる中にゆとりがある時は、聞いてうなずくシャレ・冗談。笑っても腐しても本書で感じる、自身の生活バロメータ。」(先生の本の紹介文です)
*本文より抜粋
≪考える人≫
139-1 人は考える葦だと言った学者が居た。彼は頭が良くて議論を戦わしても、彼を論破できる人は居なかった。論戦者たちからすれば彼はどんな存在だっただろうか。
139-2 一方、戦いに敗れた人たちは黙って去って行った。彼がその時にかけた言葉は何?
139-3 その後も彼の思想はブレることがないということで有名になった。この人は誰?
(解答は次ページに掲載)
*巻末の先生の詩の言葉より抜粋
『暮らしの中で』 幸せという不幸の中にあって 物が見えぬ 物を見ぬ
『哲学の小道』 哲学の小道を通らなくても 人は常に哲学の道を歩いてる
『乗合船』 優しすぎて かびが生え 厳しすぎて ひん曲がる
(『』は詩のタイトル、追記は先生の詩中の言葉です)