去る5月25日に行われました『~復興への祈り~チェロと朗読のコンサートPart2』におきまして、菅原牧子さん・近藤美矩さん・アナウンス研究会の学生による朗読劇『五十音のエチュード』が好演されました。
この作品の作者である久野麗さんが、この程20世紀・黄金期のパリに生きた作曲家、フランシス・プーランク論『プーランクを探して』を出版されました。プーランクの人と作品を、多彩な芸術家たちとの交流とともに描く本格的評伝。最新の研究成果をふまえ、これまで知られていなかった歴史的事実や、プーランク音楽の特色を明らかにしています。ファンにはこたえられない愛情あふれるプーランク論、是非ご愛読いただけますようご紹介いたします。
*『プーランクを探して』~音楽と人生と~
春秋社 本体3500円+税 四六判上製/488頁
*久野麗(Ray Kuno)
放送作家、詩人、日本語教師。ラジオ、テレビ等の台本を多数手がけるかたわら、「音楽文芸」の分野で言葉と音楽の関わりを研究している。
青山学院大学文学部フランス文学科に学ぶ、東京藝術大学大学院博士課程在籍。日本脚本家連盟、日本詩人クラブ会員。