日時:2015年7月12日(日)
場所:なみはやドーム
梅雨が嘘のようなギンギンに日差しが照りつける中、大阪で行われた首記大会を観戦して来ました。
初めて訪れるこのなみはやドームはいくつかのアリーナがあり、50mプールも併設されている大型のスポーツ施設で有名どころの水泳選手を輩出したクラブも利用しているダンスの競技場としてはもってこいの施設です。
会場の熱気はさすが全日本と言うだけあり、会場の2Fの観覧席は一杯で立ち見がでていて立錐の余地もありませんでした。
いつもの東日本の大会以上に盛り上がり、大きな拍手、声援で外の暑さを吹っ飛ばすくらいの応援合戦が行われていました。
15時すぎに会場に着くと3次予選の真っ只中で決勝を目指す必死の踊りが繰り広げられていました。
我が青学は全員がエントリーをしていましたがこの段階で神原、森本組1組が残っているだけでした。
我々の時代とは違って1人がスタンダード4種目、ラテン4種目を躍るかなり心身共に負担のかかる競技会で、良くここまで躍り上がってくるなーと彼らの身体能力に関心させられました。
神原、森本組もすでに朝から4種目を2回踊り、疲れがピークに達し、精神的にもここで這い上がるプレッシャーを感じる中での3次予選。
6月の東部戦での上位入賞、皐月杯でのワルツ、フォックスの優勝の波に乗って決勝への道は軽いかな、また贔屓目もあり、3次予選も卒なくこなしておりいつもながらの華麗な柔らかな動きで出来も悪いようには感じず、決勝は間違いなしと確信をして見ていました。
ただ今回は残念ながら決勝には進めませんでした。
スタンダードの決勝に残った面々を見ると当然のことながら4年生が圧倒的で阪大、北大の2組以外は東部戦の常連組でした。
やはり4種目で競うとなるとワルツ、フォックスで東部戦で上位に行った選手がこの4種目でも上位を占めていました。
神原、森本組も4種目満遍なく競技会にでているようですが、やはりこの2種目で他の選手と見劣りがしているのではないかと感じました。
180cm以上の4年生の踊りは目立ち、華やかでした。経験、体力の差が出てしまったのかなー。
実力は申し分ないので秋には捲土重来を期待致します。
4年生シャドーの畑さん(女性)も健闘しましたがラテンの部で決勝を逃しました。
全体を通して
* 全日本戦が文字通り北は北海道、南は九州までの大学が集い、
全国レベルでの競技会になっていました。
優勝は北大、東部で活躍した農大も3位と実力を発揮。
ラテンでは北海道、九州の大学が4組決勝に残りレベルの差が
拮抗していることが証明されました。
* 応援もやはり遠くから来た学校は気合が入っており、
声のトーンと団結力には関心させられました。
* 全日本と言うことで応援に来られる父兄の方も様々な地域から
来られており、関係者の応援を熱心にされていて、熱戦の
ピークが近づくに連れ帰りの飛行機、新幹線の心配をされて
いる方も見受けられました。
ただ、観覧席が少ないために立ち見の人も多く、また選手の
荷物が席や通路を占領しており、ゆっくりとすわり観戦、
応援出来ません。
会場内でのスペース作りにもう少し工夫がいるのではと
感じました。
多くの人に学生競技ダンスを楽しんでもらうには課題があるようです。
夏休みが始まります。現役の皆様にはいろいろな楽しみがあると
思いますが、ダンスの練習も休みの生活の一部に取り入れてもらい
夏合宿をはじめ各自の練習に励んで、実りある秋を迎えられるように
して下さい。
PS:関西は夏の幕開け。夏の訪れを感じさせる鱧料理、京都の祇園祭も宵山に向け盛り上がって来ています。
後輩の応戦かたがたそんな京都を楽しんで来ました。
(塩澤)