12月7日に行われた全日本戦の観戦記を担当することになりましたS56年度卒部の吉澤です。全日本戦の観戦は3年連続になりますが、華やかな中にも4年生にとっては最後の学生ダンスであり、熱気に満ちた雰囲気が何ともいえません。
今回は会場を新たにし浦安市運動公園総合体育館で行われました。最寄り駅の改札を出ると若い男女が多くいて、さすが全日本戦と思いきや、ここは舞浜駅で多くはディズニーランドを目指す人たちでした。早朝の気温は低いものの風がなく暖かい日差しの中明るい景観を楽しみながら会場に向かいました。
会場「浦安市運動公園総合体育館」(昼休みの様子)
開会式
青学のエントリーは2年生4カップル、3年生2カップル、4年生2カップルでした。各種目1次予選6ヒート、2次予選3ヒートと絞られていきますが、予選は出場選手のアナウンスがなくいきなりフロアーに登場するため、青学選手を見逃してしまうことがあります。上級生は何度も会っているので分かりますが、2年生カップルは背番号だけが頼りです。たまたま私が座った観覧席側のフロアーに青学選手を見つけることができ全選手の踊りを見ることができました。
出場選手(W:荒木・浅野組/T:楠木・富岡組)
出場選手(F:角田・渡辺組/Q:神原・森本組)
出場選手(C:韓{ハン}・松崎組/S:永井・吉田組)
出場選手(R:竹川・渡辺組/P:小林・長谷川組)
準決勝まで進んだのはタンゴの楠木・富岡組、クイックステップの神原・森本組、シャドーカップルで日大生とルンバで出場した石井さんでした。
スタンダード競技の様子(T準決勝)
ラテン競技の様子(R準決勝)
神原・森本組は2年生カップルですが、選手が密集してしまい身動きが取れない状況になった時も我慢し冷静な踊りをしていました。結果、8位入賞というすばらしい成績であり今後も目が離せません。
Q下位決勝(神原・森本組)
石井さんは春東部、秋東都、秋東部で入賞しており、さらに最後の全日本戦では上位決勝まで進み5位というすばらしい成績でした。青学部員として過ごしながら他校のリーダーとの練習であり、ご苦労も多かったと思いますが反面他校の方との交流も深めることができたのではないでしょうか。
R上位決勝(平澤・石井組)
楠木・富岡組は順当に上位決勝に進み、他の選手を圧倒して優勝し、目の前で優勝デモを踊ってくれました。タンゴの楠木・富岡組は今や伝説化していると思いますが、それでも最後の全日本戦で優勝するということは大変なことであり、プレッシャを乗り越えてよくやってくれたと思います。
T上位決勝(楠木・富岡組)
T優勝デモ
デモ後の胴上げでも右手人差し指を高々と上げて優勝の喜びを表現していました。主将カップルが怪我により出場できない中、青学のエースとしての意地を見せてくれたのだと思います。
思う様な成績をとれず疲れが見えた選手も見受けられましたが、皆すばらしい踊りを披露してくれたと思います。集合写真では疲れも見せず皆にっこり! この笑顔と共に部員が一丸になって励まれ、来年さらに躍進されることを願っています。
4年生は、クラブ活動で得たものを卒部してからも大切にして、今後はOBOGとして後輩のバックアップ、OB会の活性化に尽力をお願いします。4年間、ご苦労様でした。
OBOGの皆様、学生ダンスは見ていて楽しいし、若いエネルギーを分けてもらっているのか長時間会場にいてもあまり疲れを感じません。長いことご無沙汰されている方も、お仲間を誘って競技会場にお出かけください。
(会場から舞浜駅に向かう途中の夜景)