12月8日、第58回全日本学生競技ダンス選手権大会、通称「冬全」を観戦した。
会場に着くとやはり大勢の人でごった返しており、さすがに東都戦とは違い人間の熱気がものすごかった。
先に来られている筈の吉澤先輩を捜そうとはしたのだが携帯で連絡を取り合っても相手を見つけられない程の状態であった。
そうこうする内に偶然OB1年目の竹内君の顔を発見でき、無事青学席に座る事ができた。
せめて大学別の座席表を受付の近くに貼り出していてくれればもっと楽であったのにと感じた。
ともあれ2次予選からの観戦。
リーダーの学年で4年生が2組、3年生が3組、残り3ポジションは2年生のカップルである。
やはり全日本戦において2年生では荷が重く戦力不足は否めない、と思った矢先なんとチャチャチャで2年生の韓・松崎組がセミファイナルに駒を進めたのだ。
他にもクイックステップに出場した2年生カップルは落ち着いたいいダンスを披露していて2次予選で落ちてしまったとはいえ将来有望な踊り手となるであろうと思われた。
この冬全は4年生にとって最後の大会となるため4年間ダンスに打ち込んできた証として是非とも賞状を持って帰りたいところである。
然しながら4年生の2カップルは残念ながらセミファイナルに残る事はできなかった。
当部の主将である3年生の佐藤君(佐藤・水野組)はサンバでセミファイナル9位と健闘した。
この日唯一ファイナルに残ったのはタンゴの部、3年生でスタンダード指導部長の楠木・富岡組だ。
彼らは東都戦でもスローフォックストロットで優勝しており、レギュラー戦ファイナリスト常連である。
ファイナルの特権であるソロを踊る彼らは3年生とは思えない貫禄の踊りを披露して見せた。
結果第2位という好成績であったが優勝した早稲田の選手よりも審査員から1位を多く貰っており、スケーティングシステムのいたずらによる微差の準優勝であった。
団体成績は第12位であるが3・4年生のみでフルエントリーできない状態で、この成績は快挙であると思う。
1年生も多く入部しているので来年以降が更に楽しみである。
今回フォーメーションは予選落ちで出場できなかったのは残念だが、それも部員数増大に伴って今後地力を付けていくのではないだろうか。
(昭和57年卒部 木島敦)
出場選手の踊り(上段左側よりW・T・F・Q/下段左側よりC・S・R・P)
チャチャチャ下位決勝(韓・松崎組)
サンバ下位決勝(佐藤・水野組)
タンゴ上位決勝(楠木・富岡組)
4年生有終の踊り(フォックス、土屋・小島組)
4年生有終の踊り(ルンバ、岡崎・城戸組)