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~永瀬隆氏没後11年追悼文~ KSB瀬戸内海放送 満田康弘様からの寄稿
2022.08.04 更新
故永瀬隆先輩の没後10年にあたり、永瀬氏の平和や慰霊、贖罪の思い、タイの学生への個人での支援など、その地道な取り組みを20年かけて同行、密着取材を続けられておられたKSB瀬戸内海放送 満田康弘様から、「永瀬隆氏没後11年追悼文 20年の密着取材から思うこと 永瀬氏の慰霊・支援活動を育んだ青山学院のキリスト教の教え『ヒューマニズム』」と題し、岡山県支部へ追悼の寄稿をいただきました。
満田様 近影
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永瀬隆氏没後11年追悼文 20年の密着取材から思うこと
永瀬氏の慰霊・支援活動を育んだ
青山学院のキリスト教の教え「ヒューマニズム」
■故永瀬隆氏について
経歴等:(大正7年(1918年)~平成23年(2011年))
(岡山市で生まれ、倉敷市で生涯を過ごす。昭和16年青山学院英語科卒業)
青山学院文学部英語科の卒業(昭和16年:1941年)後に、陸軍の英語通訳として、サイゴン、シンガポール、タイの戦地へ派遣され、映画「戦場に架ける橋」で知られることになった泰緬鉄道(タイ・ビルマ間)の建設で、旧日本軍が、英国・オーストラリア・オランダ人捕虜や現地アジア人労務者に過酷な労働を強いて、多くの人たちが死亡するのを目のあたりにしました。
戦後、倉敷市内で英語塾を運営する傍ら、個人としての戦後処理・謝罪に生涯を捧げました。元軍属の通訳がそういった活動をすることに昭和40年代、50年代、日本政府や一部の元鉄道隊関係者からは冷たい反応が続きました。しかし、青山学院で受けた慈愛のキリスト教精神から、元英国人捕虜らとの交流や、私財を投じてタイ人の留学生の受け入れや看護学生らへの奨学金授与などを積極的に行いました。
この活動は、多くのメディアで取材報道されたほか、ドキュメンタリー映画「クワイ河に虹をかけた男」などで紹介され、国際貢献活動として、タイ・カンチャナブリー県の名誉県民に推戴されたほか、山陽新聞賞や読売国際協力賞やなど多くの賞を受賞しています。