「OIKOSNOMOS」 とは ?会報誌の名称について?
2015.06.30 更新
「OIKOSNOMOS」(オイコスノモス)の意味
Oikosとは家計、家政の意味で、古代ギリシャにおけるポリス(都市国家)の経済の最小構成単位とも呼べるものです。
Nomosは規制、規範、きまり、術などの意味を持っています。それ故、オイコス・ノモスは家政術、家計術の意味を持っています。
ポリス(polis)のオイコス・ノモスが、political economy(政治経済学) のルーツとなったもので、モンクレチアン(1615)やスチュアート(1767)が、「political economy」を主著のタイトルにいれています。
「オイコス・ノモス」については、クセノフォンがはじめて使ったと思われますが、アリストテレスは「オイコノミケー(oikonomike)」と「クレマティスティケー(chrematistike)」とを峻別し、貨殖術を意味する後者を否定し、前者こそ本来の経済活動であるとして肯定しました。
当会では、青山学院大学経済学部同窓会を一つのオイコスとみたて、そのノモスを守りながら発展させるとの意を込め、同窓会の会報の名称に「OIKOSNOMOS」を付けております。