父は世界史、母は英語の教諭であったことで、四国徳島の少年時代から私の心は世界へ開かれていたように思います。青山学院大学を第一志望としていたことも、今から思えば世界への扉を叩いたようなものでした。
1985年の入学からもう随分と時間は経ちましたが、今私は青山学院校友会徳島支部長として、不出来な学生時代の反省も込めて関わらせていただいています。経済学部同窓会副会長であり、6年前に四国八十八ヶ所巡礼を完歩なさった山崎氏よりこの寄稿を依頼いただいたのも何かのご縁でありましょう。
徳島支部は昨年30周年を迎えるタイミングでしたが、このコロナ禍で支部恒例で初日に繰り出していた阿波踊りは中止、ホストになっていた四国四県の校友会で続けている合同ゴルフコンペも残念ながら中止となりました。そして支部総会も止むを得ないかと思われたなか、思い切ってオンライン総会での開催を呼びかけました。すると有難いことに、卒業間もない若手から昭和40年代卒の大先輩まで、そして四国の香川、愛媛、高知各支部長にもご参加をいただくことができました。また来賓として学院から稲積副学長、校友会から関根会長、諸山副会長にもリモート参加いただけたことは幸いでした。
四国は面積では5%、GDPと人口は3%の国内シェアと言われています。それに加え、校友や在学生の数はやはり関東の他校に比べても少ないかも知れません。だからこそかも知れませんが、地元の校友の皆さんはとても仲の良い印象です。箱根駅伝でのここ数年続く母校の活躍も相乗効果となっていることは言うまでもありません。
バブル期真っ只中に厚木で麻雀デビュー、杉並に住まい村上春樹を愛読しながら過ごした私の学生時代は、とてもモラトリアムで贅沢な時間でした。金融の世界を30年経験し、経済や財政のこともある程度わかるようになり、校友として再びキャンパスを訪れる機会に恵まれて、今度はきちんと目標を持って学んでみたいと願う自分もいます。もしかしたらDX化の波は、そういうオールドボーイ&ガールの願いを叶える機会を提供できるようになるんじゃないかと期待もしています。
最後に私たちの徳島に来てみたい、阿波踊りを踊ってみたいと思われる方はぜひ青山学院校友会ホームページの徳島支部を覗いてみてください。
♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らなそんそん♪♪
[オンライン総会]
コロナ禍で実施された徳島支部設立30周年オンライン総会
オンライン総会での筆者
[阿波踊り]
昨年は毎年恒例の阿波踊りはコロナで中止。早い収束を祈って今年は2年分の思いを込めて踊るぞ!!