2017年3月に経済学部経済学科を卒業しました、長澤誠と申します。在学中は経済政策・公共選択論をテーマとするゼミに所属しており、大学3年生の頃にゼミ内で外部の論文・プレゼンコンテスト出場のため、チームで夜遅くまで大学図書館に残り、論文執筆をしたことが今となっては非常に良い思い出です。社会人になった今、この時の経験が力になっていると感じることが多々あります。
今回はこれまでとは趣向を変え、いわゆる“お国自慢”として、私の故郷(ふるさと)についてご紹介したいと思います。
私の故郷は富山県砺波市(となみし)という場所です。親の仕事の関係で生まれはドイツのデュッセルドルフで、途中ドイツでも暮らしたこともありますが、浪人していた19歳までずっと砺波市で過ごしていました。
本題に入りますが、「砺波」と言って、何が有名か分かった方は地理に自信がある方だと思います。大半の方は、ピンとこない地名だと思いますが、「散居村」や「チューリップ」が全国的にも有名です。今回はこの2つのキーワードを中心として、皆さまに紹介していきたいと思います。
砺波市は富山県西部に位置し、人口は4万7,739人(2021年8月現在※砺波市ホームページより)の自然豊かな街です。アクセスは、東京からだと北陸新幹線に乗車し、終点・金沢駅の1つ手前の新高岡駅で下車します。その後JR城端線に乗り継ぎ、約20分で中心地の砺波駅に到着します。
まず、1つ目のキーワードは「散居村」です。
市内を流れる一級河川の庄川(しょうがわ)や、隣の市を流れる小矢部川(おやべがわ)によってできた扇状地の砺波平野には、屋敷林によって囲まれた農家が点在しており、「散居村」と呼ばれる景観を作り上げています。
写真を撮影した際は、あいにくの曇りでしたが、手前には(やや分かりづらいですが)庄川が流れており、奥には散居村が見られます。この時期は稲刈りの最中であり、田んぼがまるで緑色のパッチワークのようになっています。
次に、2つ目のキーワードの「チューリップ」です。
チューリップは富山県の県花にも指定されています。そのご縁もあり、砺波市はオランダ・リッセ市やトルコ・ヤロバ市と姉妹都市を締結しています。私も中学生の頃に、派遣団としてオランダのリッセ市に行き、現地の中学生と交流を行いました。
毎年春には、となみチューリップフェアが開催され、特にコロナ前は全国・海外から観光客が大勢来ていました。また、今年はとなみチューリップフェアの70回の節目を記念し、東京オリンピック・パラリンピックでも都内上空を飛行した、ブルーインパルスが会場上空を展示飛行し、全国的に注目を集めました。
コロナが終息した後には、旅行先の候補地として是非富山県・砺波市を選んでいただけると、幸いです。富山・金沢への観光から少し足を延ばして行ける距離にあります!
所属:中村まづるゼミ(経済政策論・公共選択論)
砺波平野に広がる一大パノラマ散居村(筆者撮影)
富山県の県花はチューリップ。初めて栽培された地が砺波市です(筆者家族撮影)