大学英米文学科同窓会_青山学院校友会

第34回セミナー「アメリカ合衆国の絵画──都市・移民・ジャポニスム」開催報告

2019.07.29 更新

講師：金田由紀子氏（青山学院大学経済学部教授）

開催日：2019年5月17日(金)、6月13日(木)、7月19日(金)

5月から月1回開かれたセミナーは7月19日(金)の第3回で終了、最後は講師を囲む茶話会で活発なやりとりがあり、充実のシリーズが幕を閉じました。

背景に浮世絵、着物などを描き込んだ、ゴッホやマネらに代表されるヨーロッパ・ジャポニスムは、中学時代から美術の時間などでなじみ深いものですが、今回のセミナーでは、「アメリカのジャポニスムは初めて知りました」という感想が多くの受講者から聞かれました。

講師がアメリカの美術館などに収蔵されているジャポニスム絵画を丹念に調べ上げ、影響を与えたと思われる鈴木春信、喜多川歌麿、葛飾北斎の作品と対比しながらその構図などにまで話が及び興味をかきたてられました。

また、講師がアメリカ・ジャポニスムに強い関心を持つきっかけになったというジョン・スローンの「屋上の赤いキモノ」についての解説は、受講者を新しい世界へ誘うものとなりました。

第34回セミナー 「アメリカ合衆国の絵画──都市・移民・ジャポニスム」開催報告

第34回セミナー「アメリカ合衆国の絵画──都市・移民・ジャポニスム」開催報告