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第38回講演会 サウジアラビア:外交官の異文化遭遇
2018.11.19 更新
講師:石榑利光氏 (元在ジッダ総領事 経済学部1971年卒)
開催:2018年10月19日(金)
今回は2006年から4年間サウジアラビアのジッダで総領事を務められた石榑氏に、豊富な経験に基づく講演をいただきました。
初めにイスラム教について解説がありました。イスラムとは「服従」を意味し、ムスリム(アッラーの命令を守る者)にとってウンマ(富の公平な分配、思いやりと平等が実践される共同体)の建設が最大義務とされています。
前近代的で不自由な生活がある一方、国は驚くべき巨大な経済都市建設計画(KAEC)を遂行しています。山手線の内側面積の半分に当たる敷地に最先端技術研究開発目的の男女共学大学院を総工費60億ドルで2009年に開校、今年9月高速鉄道(全長450kmを最高速度300kmで走行可能、総工費290億ドル)を完成。広大な敷地にその他の巨大開発事業も進行中です。
ジッダの財閥(アラブ商人)の優秀さも印象深い話でした。グローバルな思考と先見性に富み、夜の宴会の豪華さは桁外れです。
2009年9月ラマダンの期間中サウジアラビアのTV番組が日本人の生活(交通機関の定期運行、落とし物が戻ること等)を紹介し、その結果、正直、清潔、礼儀正しい日本人は畏敬の念から「異星人」と呼ばれているそうです。国際協調は文化の違いを乗り越え、相手の長所を認めることから始まると実感しました。