当時のチャートや地図を映し出し、2005年に出版されたRussell Shortoの”The Island at the Center of the World”からの引用や、日本の英語学習者にはお馴染みのWashington Irvingの”Rip Van Winkle”の一部朗読を聞いた後、その内容に触れながら話は進みました。New Netherlandと称されたオランダ植民地時代の様子は、現在のアメリカ合衆国とはかけ離れていながら、一方で近代資本主義の起源や、今のアメリカの多様性、寛容主義、政教分離の原則などがそこにみられます。特にニューヨークはNew Netherlandの文化的遺産の色彩が濃く、コスモポリタンであり異文化を受け入れる都市であるのです。