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部会・同窓会
このサイトでは、大学英米文学科同窓会の活動についてお知らせしています。
大学英米文学科同窓会

公開講座 開催報告

2015.10.06 更新
2015大学同窓祭

英米文学科同窓会公開講座 開催報告



「Dutch New York --- 知られざるアメリカの起源」というタイトルで、若林麻希子先生(青山学院大学教授)が9月23日の大学同窓祭に講演されました。

 大都市ニューヨークは、オランダ人が狩猟のためにマンハッタン島を先住民から購入したことから始まることは知られていますが、オランダ植民地であったのは1624年から1664年までの僅か40年間でした。しかし、そんなに短期間でオランダ領からイギリス領に変わった経緯は、記録文書が独立戦争等の戦争で失われたのと、また残っている資料もきちんと解読されていなかったなどの理由で詳しいことは分かっていませんでした。30年がかりで解読、翻訳が行われ、記録文書全容が明らかになったのは21世紀に入ってからなのです。マンハッタン島入植の変遷への関心はもとより、つい最近になった解読と翻訳が完了したという事実に、聴衆一同は先生の話を大変興味深く聴き入りました。





当時のチャートや地図を映し出し、2005年に出版されたRussell Shortoの”The Island at the Center of the World”からの引用や、日本の英語学習者にはお馴染みのWashington Irvingの”Rip Van Winkle”の一部朗読を聞いた後、その内容に触れながら話は進みました。New Netherlandと称されたオランダ植民地時代の様子は、現在のアメリカ合衆国とはかけ離れていながら、一方で近代資本主義の起源や、今のアメリカの多様性、寛容主義、政教分離の原則などがそこにみられます。特にニューヨークはNew Netherlandの文化的遺産の色彩が濃く、コスモポリタンであり異文化を受け入れる都市であるのです。





終了後は、若林先生を囲んでの茶話会が別室で開かれました。興味深い講演を聞いた後の皆の熱気が冷めきれず、話題は専らアメリカの歴史、文学、文化、映画、etc. 昼食時間をとうに過ぎてしまうまでお付き合いくださった若林先生、本当にありがとうございました。



 
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