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第33回講演会開催報告
2014.09.01 更新
第33回講演会「英語と日本語の違い―音韻理論を通して」
去る6月21日(土)午後2時から吉波弘先生の講演「英語と日本語の発音の違い――音韻理論を通して」が行なわれた。
「音韻論」と私たちが学んだ「音声学」との違いは、音声学は「どのように発音するか、聞こえるか」を問題にするのに対し、音韻論では音声の最小単位の音素の組合せによって意味が変わることを論ずるものであると説明された。
英語と日本語の発音の違いについて具体例を挙げて、dogを[dag]としても[da:g]
としても意味は変わらないのに対し、「ビル」:「ビール」のように日本語では音の長さで意味が変わるという大きな違いに着いて話された。
また英語では音の強勢が基となって音節を構成し、英語の語や文のなかでは強勢が等間隔で現れることから英語の韻文のリズムを作っているとのことであった。これに対し日本語では、「っ」(促音)「ん」(撥音)「ー」(長音)なども一単位ととらえる「拍」(モ―ラ)が基本になって文が成立していて、これがあるから俳句の「五―七―五」も生まれてきたと示された。
日本語との比較によって英語の音声の特徴をあらためて認識させていただいたお話であった。