体育会OBOG連合会主催のコーチズセッションに参加しましたので結果をご報告いたします
■コーチズセッション 第5回
日時 :7月2日月 青山キャンパス7号館6階 本多記念講堂
参加者:約170名
ラクロス 温湯1期(記) 中村17期 石澤23期 現役数名 計6-7名
体育会の中で最も参加人数が多いクラブの印象です
講演者:伊藤岳洋氏
企業危機管理の専門会社エスピーネットワーク勤務。青学大経済学部卒。スポーツ不祥事事例、社会環境の変化、海外事例、ドーピング SNSリスク、ハラスメントの順に60分間の講演
講演資料の配布なし
<まとめ>
不祥事は繰り返されることの現実を真正面から見つめ、危機対応に失敗して社会問題化するガバナンス欠如を回避するために当事者が自分の立場を優先・固執することなく、如何に社会の目線で、建設的に当事者を逸脱できるかどうかが大切。
大学・指導層・選手に必要なことは意識改革であるとし、失敗から学び、自主的に物事を捉える訓練を継続的に行うことが望ましいとの助言あり。
1)ハラスメントを受けたと感じる人が助けを求めることができる場や組織設置が有効
2)事象を冷静に顧みる柔軟性と社会基準から乖離していないかをチェックするスポーツコンプラインスの徹底
3)海外リスクから身近なリスク、SNSリスクに至るまでの目配り
4)ハラスメントと暴力の根絶への取組み
の4点を日頃から考えリスクセンスを磨くことが重要。
■三木学長 お言葉
N大同様に我々にもアメフト部がある、不祥事は他人事ではない。
もし我々学内で同様のことが起きれば即刻廃部、と自覚しておきたい。
スポーツは大学教育の一つである。スポーツは自己成長・人間形成に貢献する。クラブ活動は勉強と同時に生涯忘れられない経験となるものである。
体育会公認クラブは大学との関係がどうなっているのか考えてほしい。今は大学と公認クラブとは曖昧な関係と言わざるえないが、クラブで何か起きれば大学の責任になるのが社会の目というもの。大学はクラブ活動を各部にお任せという現実のままで本当に良いのだろうか、考えて欲しい。
大学は設備の使用許可をする側でありながら、クラブと指導者と大学間に太い関係はなくていいのか、クラブの経理をきちっと管理把握しなくていいだろうか、と自問自答している。
このまま大学とクラブを曖昧な関係のままにするのか、或いは、自由を持たせながら「大学のクラブ活動」にしていくべきかどうか、大学にクラブを内在化させるべきか、論点は多様に散らばっている。
青山学院大学を少しでも一味違う大学だなと応援してもらえるようにしていきたい。現状である大学とクラブの曖昧な関係、この問題を自覚してほしい。このことをよくお願いしたい。
■体育会OBOG連合会 松永会長/田坂副会長
今は、今回テーマに取り上げた「コンプライアンス」を考察する良い機会。コーチズセッションは連合会による現役支援の一つの柱。
今後も多くの参加をお願いしたい
<OB1期温湯 所感>
今や男女ラクロス部は現役体育会学生約1700名 内男女ラクロス部約200名 構成比12%と人数において青山学院大学体育会の看板を背負っているクラブの一つであることを考えるととても他人事には思えない検討テーマ。
三木学長の言葉や意識改革を実行するアイデアの一つとして、OBOGの中から人材開発領域への知識が高い人材を講師にお迎えし、産業勉強会での講演テーマの一つとして継続的に学習する機会を設け「もしも」と「まさか」に備えるべきではないか、いざという時のために
今やれることを実行し第3者に話ができる準備を整えておくべきではないか、と思いますので7/19の幹事会で議論したい
以上
ご質問がございましたら下記までご連絡ください
HP担当 加村 agulaxalumni@gmail.com