OB23期石澤AC 「素早く、走り勝つDF陣」 チームの視点
2018.10.07 更新
皆様
OB23期の石澤ACより、連勝を続けるチームの内部から見た今季チームの特徴について報告がありましたので紹介いたします
【リーグ戦3試合を終えて】
いつもご支援ありがとうございます。
先日の集客試合では皆様のご声援のおかげで大勝する事が出来ました。改めてお礼を申し上げます。
2018年度青山学院大学男子ラクロス部ACを務めています23期の石澤です。
前回、夏合宿を終えてという題でHCの関口さんから挨拶があったと思いますが、今回はリーグ戦3試合を終えてACからも挨拶をさせていただく機会を頂戴しました。
簡単に今年度のコーチ体制をご紹介させていただにます。
HC→16期関口さん(全体統括、2016、2017関東ユースコーチ)
AC→23期石澤(DF指導、ADVANCE所属DF)
AC→25期町田(OF指導、VIKNGS所属AT)
他にもBチームコーチや1年生コーチもいますが、Aチームについては我々3人が指導にあたっています。
コーチ体制にある通りDF指導を主に担当しておりますので今シーズンの青学についてDFの振り返り及び残り2試合、入れ替え戦を含めると3試合になる訳ですが注目選手を紹介させていただきます。
今シーズン始まって青学はリーグ戦3連勝、いずれの試合も2桁得点を達成し今年はOFが良いチームと思われるOBの方が多いと思いますが実はOFと同じくらいDFも今シーズンは活躍しています。
3試合を終えていずれの試合も3失点以下。どの相手も力の差があったとはいえしっかりと結果を残している点は素直に素晴らしいと思います。
シーズン開幕当初、学生幹部とコーチ陣で
「今後、青学が継続的に強くなっていくためにどうするか」
という話し合いを何度も行いました。
これは近年、成果を挙げている他大学がチームコンセプトを掲げて取り組んでいる点に倣って考えました。
昨年、FINAL4へ進出した中央大学は「フィジカル」
一部昇格を果たした立教大学は「接点」
チームの特徴や強みを理解して勝負する。
この考えから今シーズンの青学が戦術のコンセプトは「スピード」
スピードとは一口に言っても様々です。
脚が早い
パスのスピードが早い
ラクロスの展開が早い
ニュートラルボールへの反応が早い
DF面においてこのスピードという目標を考えた時に「ニュートラルボールへの反応を早くする」事に重点を置きました。
ラクロスはミスを前提としたスポーツです。今年行われたラクロス世界最高峰の舞台W杯の決勝、カナダvsアメリカの試合ですらミスはしばしば起こります。
学生の試合、それも2部ならなおさらです。DFは特に相手が犯したミスに対してどこまで反応出来るか。
この反応スピードを高める事でニュートラル状態(敵のボールにも味方のボールにもなっていない状態)のボールを相手よりも多く奪うという事を新チームが始まってから意識しています。
リーグ戦3試合ではこの「スピード」を活かしたDFでボールを奪ってからOFに早く繋げる。
結果としてフルフィールドOF(ボールを奪ってからの1次攻撃、2次攻撃までの一連のOF)にて大量得点を重ねる事が出来ています。
次戦の東海大学戦は全勝チーム同士の対決で今シーズンの1位と2位を決める試合だと想定しています。
東海大学相手に青学DF陣がどこまでニュートラルな状態のボールを奪えるか。ここに注目していただきたいです。
「頑張れ」などの声援もとても素敵ですが、是非ともDF陣には「走れ!!」という声援を送って頂ければ幸いです。
最後に注目選手の紹介です。
#56 LSM 南遼
・青学DF陣一のGB奪取率
・過去3試合でロングスティックながら2得点。今年の青学DF陣は点も取れます
・青学生は非常に真面目です。その中でも南選手はチームの中で最も真面目にラクロスに取り組んできた選手であると思います。個人練習である壁当ての量は部員の誰よりも多く、ロングスティックの中でも高いクロスワークを有しています。
・また壁当ての際には1年生を誘い、チーム全体の底上げにも貢献してきました。
・南が何本GBを拾うか。ここに注目していただければ幸いです。
それでは引き続き応援を宜しくお願い致します
以上