1973年英文科卒の佐藤(福岡)知津子さんは、18年ほど前から趣味で始めたプサルタリー演奏にはまっています。今では年に数回開催されるコンサートに出演し、プサルタリーの楽しさをお友達やお知り合いの方々に広めています。
7月3日、取手ウェルネスプラザで開催された『プサルタリー&ギターコンサート』を長谷川会長と本間運営委員が鑑賞し、佐藤さんと懐かしく再会されました。
以下は長谷川会長のレポートです。
プサルタリー
左から長谷川会長、佐藤知津子さん、本間運営役員
先月、ひょんなことから古美研時代の1年先輩の佐藤(福岡)知津子さんと電話でお話しする機会がありました。佐藤さんとは今から22年前に東京駅鉄道会館で行われた古美研3学年合同同窓会以来すっかりご無沙汰していましたが、すぐに約50年前の庭園班先輩後輩の関係に戻り、楽しくお話ししました。
その際、佐藤さんが長年プサルタリーという楽器演奏を続けていて、たまたま数日後に取手でコンサートがあることを知り、本間裕司さん(75年卒、工芸班)とともに鑑賞させていただきました。
○プサルタリーとは
『楽器の一種で古代ギリシャ時代からあったとされ聖書にも登場する木製弦楽器。多くは三角形の木の台に弦が張ってあり、指や弓で弾く。』(広辞苑より)
一般に楽器店ではあまり販売しておらず、佐藤さんが弾いているプサルタリーは、佐藤さんの恩師でプサルタリー普及協会会長の加藤誠氏が、板の材質や厚みなどを工夫して手造りされたものだそうです。
紀元前からあるというこの楽器は、バイオリンやチェロのように弓で弾くだけでなくハープのように指で引いたり叩いたりと様々な奏法があり、音色はバイオリンより優しく心を癒してくれるとのこと。
演奏にあたっては、中央から右側にピアノの白鍵にあたる音が、左側に黒鍵にあたる音が配列されているので、初心者でも親しみやすくすぐに楽しめるとのことです。
詳しくはプサルタリー普及協会のページをご覧ください。
※プサルタリー普及協会
http://psaltery.music.coocan.jp/
※プサルタリーとは
http://psaltery.music.coocan.jp/psaltery.html
○佐藤さんが魅せられた理由
佐藤さんにプサルタリーを始めたきっかけや魅力をお聞きしたところ、とめどなく語っていただきました。
「今から18年ほど前に知人から音楽コンサートに誘われ、そこで初めてプサルタリーに出会い、その優しい音色に感動しすぐにレッスンを始めた」、「他の楽器と違って音も強すぎず、体と心にそっと寄り添ってくれるように繊細…」、「クラシックやポピュラー、ジャズ、タンゴの他、懐かしい日本の歌や演歌など、どのジャンルの曲にも合い、虹のように違う音色を響かせる」、「若いときに音楽をやっていなくても、少し練習すれば一人でも仲間とでも楽しめる」、「ギターやチェロのアンサンブルでさらに楽しさが増す」などなど。
詳しくはプサルタリーに出会って7年目の2011年10月に発行された『ゆうゆう11月号』(主婦の友社)に佐藤さんが紹介されていますので、是非お読みください。
雑誌『ゆうゆう11月号』2011年10月発行より
プログラム (「佐藤知月子」さんは佐藤さんのステージネームです。)
○プサルタリー&ギターコンサート(7月3日)
JR取手駅からほど近い「取手ウェルネスプラザ」の多目的ホールで日曜日の午後開催。会場の受付案内やステージのセッティングなどはすべて協会関係者が行い、入場料は無料です。
奏者はそれぞれ首都圏各地で活動するサークルの方々で総勢約25名。手際よく次々と演奏される曲目は、そのほとんどが聴き慣れた曲で、クラシックやポピュラー、日本の懐メロから最近の若者の歌まで実に幅広く、皆さんの日頃の猛練習の様子が伺われます。
佐藤さんはこの中でもベテランに属し、多くの楽曲を演奏されました。(数年前に始められたご夫君の直良さんとの合奏も!) 中でも“夜が来る”は1970年代の「サントリーオールド」のCMソング(小林亜星作曲)で我々の世代にとって大変懐かしい曲でした。今回のものではありませんが、以前の佐藤さんの演奏シーンがユーチューブで紹介されていますのでお聴きください。⇒https://youtu.be/XsetUdAjTrk
あっという間の2時間半、終了後には実際にプサルタリーに触らせていただいたり、仲間の方々からもお話を伺ったりして、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。
コンサート風景(1)中央が佐藤さん
コンサート風景(2)左側が佐藤さん
コンサート風景(3)ご夫婦で合奏 右から2・3人目
出演者全員で記念写真 前列右から3人目が佐藤さん、後列右端がご夫君