女子の監督が平成26年8月1日付で鳴瀬常三郎さんから澁谷美保さんに交代しました。
澁谷美保さんは昭和62年卒業で、ご承知の通り卓球の名門御一家の出身です。学生時代の大きな大会の結果は、リーグ戦で59年の秋から卒業まで1部1位、58年全日本大学女子団体4位、全日本学生女子複野崎・澁谷組3位、全日本女子単4位、59年全日本大学女子団体優勝(2部校の優勝と話題になりました)、全日本学生女子複澁谷・星野組優勝、同女子単3位、60年全日本大学女子団体3位、全日本学生女子複澁谷・星野組優勝、同女子単2位、全日本女子団体優勝、同女子複澁谷・星野組3位、61年全日本大学女子団体優勝、全日本学生女子複澁谷・星野組3位、全日本女子複澁谷・星野組2位…他の大会でも数々の輝かしい成績を残しています。
着任早々、インターハイの視察に出かけられる等、精力的に取り組んで頂いています。
平成25年の7月から監督を務めて来られた鳴瀬さんは、会社員というお立場にもかかわらず、有給休暇を利用されるなどして、練習にも試合にも時間の許す限り立ち会われ、学生に寄り添って来られました。
大変な時期に大役を引き受けて、1年1ヶ月の間ご尽力下さったことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
お二人からご挨拶の文章を頂いておりますので掲載致します。
インターハイ会場にて
新旧両監督
卓球部女子監督退任に当たって
一般受験の新入部員がいないとリーグ戦を棄権しなければならない状況の中で、勧誘活動をして入ってくれた一般受験で入学した2人の新入部員があり、平成25年度春季リーグ戦には何とか出場できたものの、2部転落になった後を引き継ぎ、平成25年7月1日付で監督に就任させて頂きました。
主力3人は2部では上位の実力があり、秋季リーグ戦では厳しい中でも優勝争いも可能と考えていましたが、2部4位と、3人がパーフェクトに勝つ難しさを痛感させられた結果で終わりました。
平成26年度に入り、スポーツ推薦で一ノ瀬選手が入部して来ましたが、主力2人を含む4年生3人が卒業した中で臨んだ、平成26年度春季リーグ戦で青山学院女子卓球部の歴史において、初めて3部転落との結果になりました。
監督としての資質・技量のなさ等を痛感させられているなか、現状を知りながらネームバリューも経験も豊富な澁谷さんが、新監督に名乗りを上げてくださり、監督を退かして頂くことになりました。
こんな時期に監督を退くことに対して、心苦しい思いもありますが、今後も微力ながら澁谷新監督を応援して行きたいと考えております。
最後に、このような厳しい状況の中、新監督を引き受けて頂いた澁谷新監督へ多くのOB・OGの皆様からの積極的な応援をお願いして、退任の挨拶とさせて頂きます。
女子監督就任にあたって
S62卒(文学部史学科)の澁谷美保です。この度女子卓球部の監督に任命され、引き受ける運びとなりました。10年前、短期間でしたが監督をさせていただいておりました。家庭の事情により当時の目標を達成することができず、当時の現役、OBの方々、応援してくださった関係者の方々にはご迷惑をおかけし、申し訳なく悔やんでおりました。
客観的に見ると、現在の青学卓球部は高校、大学卓球界だけでなく卓球界全体においても、スポーツ推薦に対する信用失墜中というリスクがあります。しかし、現役はこの状況でも頑張るしかないのです。
青学卓球部の伝統は途絶えさせてはいけませんし、今が低迷の時期であれば這い上がるしかありません。今、現役にとっては、練習そのもののモチベーションを維持することが難しいことかと思います。難しいですが、大学生活の一部として経験することは良いことのはずです。
無理なことはいきなり要求しませんし、また、日々の取り組み方によっては少しずつ無理ではなくなっていくことに気が付くかもしれません。
今は3部ですが、それも時代が変わる時には必要なことかもしれないと捉え、夜明け前が一番暗いのだと、必ず朝はやってくると信じて、来るべき時が来れば2部在留期間は最短に留めて1部復帰を叶えるべく前進し続けるようにサポートしてまいります。
厳しい現状ではありますが、明るい将来を信じておりますので、OBの方々、関係者の方々におかれましては、引き続き青学女子卓球部のご支援を賜りますようお願い申し上げます。