日本各地、ならびにカナダに散らばっているみなさん！
　　　　　　　　
アッと言う間に三ヶ月が飛び去って行き、再び「デイリーブレッド」最新版です。

これを書いている今、日本では一週間前の広島の大災害、又、北海道、その他の地でも、大雨、土砂崩れに大変な被害が出ているニュースが毎日ネットにのっています。私も従姉弟達が広島ですので、心配でしたが、安全圏内だったようで安心したところです。自然災害は日々エスカレートして、恐らくこれからも私達が知らなかったような被害がドンドン広がっていくのでしょうね。聖書の黙示録にも大災害のもようが、当時の人々の考えられる範囲を超えて出ています。「似てきたな〜、近づいてるな〜」とイヤでも思わされる毎日です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　
毎回、今度こそは「あっちが悪い、こっちがイタイ・・・」と書かなくていいように、と願い続けていますが、三ヶ月ごとに、新たな身体的問題が続出。ここひと月あまり、つまり、遅く来たウィニペッグの夏の間中、私は「膀胱炎（と信じていた）現象」に悩まされ続けています。でも、何度かの検査の結果、そうではないらしく、私は「結石」ではないかと疑ってます。医者は何もしてくれないし（無駄に抗生物質をのまされたけど）、ネットで見ても、大量の水を飲む以外何も出来ないようですし「石なら出てってくれ」とひたすら堪える毎日です。

一生懸命に不快感を訴えるのに、何も言ってくれない医者にも不安だし、大量の水を飲んでトイレに走る毎日に疲れ果ててる内に、連日の雨のために、アッと言う間に夏が終わってしまいました。本当に、まさに「アッ」です。「アッ」で寒くなり、最低気温が７℃という日もあるために、我が家の窓から見下ろす梢の緑がドンドン変色して来ました。

今年は雨が多い春で、ウィニペッグの回りは洪水、浸水で、作物の植え付けが出来ず、収穫ゼロの農家もいっぱいだそうです。七月末から夏になったのですが、丸ひと月にならないのに、大雨で「夏の終わり」。やっぱり、ウィニペッグは嫌い！雪はもう目の前です・・・。　　　　　　　　　

「膀胱炎」だと信じつつも教会キャンプで二泊や個人キャンプで３泊、その他、お隣り、オンタリオに出かけていってカヌーを漕いだり、とそれなりの「夏」は楽しみました。オンタリオはホテル泊でしたが、地面に直接寝るテント生活は老身に響きます。

でも、私はシッカリ準備し、毛布、ダウン等、寝具はバッチリですので、ライマーほど震えはしません。「寒くて眠れなかった」とぼやくライマーに、妻としては絶対に言ってはならぬ事を言いました「だから、言ったじゃないの！絶対に寒いから、ダウンを持って行けってあれ程言ったのに！」。これも、ケチって安い寝袋買うからいけないんです。「思いっきり上等のを買って」ってあんなに頼んだのに、「ケチ、ケチ、ケチ！！！」って喚きまくってます。

でも、三泊四日のテントで、毎朝キツツキの「カンカンカン・・・」を聞きながら起きるのは嬉しかったです。一番驚いたのは、最初の夜、大変寒かったのですが、夜中（二時ごろ）に覚めて眠れず、満月の中でブラブラとビーチに出てみました。ペルセウス流星群が見れないかな・・・、なんて考えてたのです。無論、人っ子一人いない・・・つもりだったら、遠くから懐中電灯が近づいて来ました。犬を連れた中年の男性だったのですが、驚いた。何と、キャンプで迷ってしまい、一時間もさ迷い歩いてると言うのです。役に立たない犬ですね〜！私もしばらく一緒に歩いて、「ここが１３番、貴方の３５番はこの先じゃないかしら」と別れました。いくら何でも一緒に歩いて捜す気にはなれませんでした。

翌朝、ライマーが「ここはA-１３だけど、もしB-３５だったら、方向違いだよ」と言われて仰天しました。大丈夫だったでしょうか？犬を抱きかかえてトボトボと坂を上がってた人のことが気になって仕方ありませんでした。

翌日は、隣りのテューラビ湖までカヌーを運び（歩いて１５分くらい）「イザ出発！」と言う時に「大波小波がドンブラコッコ、スッコッコ」。延々と続く荒波で、自慢の電気モーターの力を借りても疲れ果てました。イジワルな天気です。キャンプで知り合った夫婦が釣り糸をたれ、スズキかカマスを一杯釣り上げてましたが、ご主人が、裸の背中にたかるハエをはい叩きで叩きまくってたのには笑ってしまいました。　　　　　　　　　　　　　

「石」と共に過ごした夏も、それなりに楽しんだんでしょうかね。それでは、お元気で！　　　

クラウセン信子。（バンクーバー支部会員）