4月21日、朝方までの雨で濡れていた歩道も9時のスタートと共に雲が切れ間をみせ絶好のマラソン日和となりました。
48000人強が出場した北米最大の10キロマラソン、バンクーバーサンランに青山学院校友会チームは4度目の出場で今年も唯一の日系大学校友会チームとなりました。その11名の出走メンバーは他校卒業生が主流を占める顔ぶれながらも楽しくもかなり真剣なランナーも多く、出走前の気持ちは例年に比べて引き締まるものがありました。沿道の声援はいつもの年よりも大きく、音楽もにぎやかに感じたのはボストンマラソンの不安を吹き飛ばすかのようでした。
日ごろのトレーニングの成果を試す人から春の心地よい気候を感じながらゆっくり歩く人までバンクーバーの風物詩といってもよいこのイベントはバンクーバー在住の人ならば一度は参加してみたいものです。
終わってみればチーム記録はNPO部門で17位と昨年の31位から大きくジャンプ、BCスタジアムで気持ちよい笑顔でフィニッシャーと交歓できるのも参加者だけの特権かもしれませんね。
このサンランはバンクーバーが最も美しくなる初夏へのキックオフと思えば翌日の多少の足腰の痛みもどこかに飛んでいくというものでしょう。
青山学院校友会支部長 岡本裕明
(本記事はバンクーバー新報社の5月1日号にも掲載されています。)