京都支部能楽鑑賞会
開催日:平成 29 年(2017 年)4 月 2 日(日)
訪問先:京都観世会館
参加者:12 名
春の好日、恒例の春の能楽同好会では、京都観世会館(左京区岡崎円勝寺町)において、本格的な格調高いお能を鑑賞いたしました。能楽師の杉浦豊彦師が一人で二番の能を演じるという稀有な試みに挑戦されたものです。杉浦豊彦師は観世流シテ方能楽師として、迫力とキレのある型で定評がありますが、同時に美しいオーラで観客を魅了する能を見せて下さいます。今回の演目は「巴」と「土蜘蛛」でした。
能楽同好会のK世話人が杉浦能楽師に師事していることもあって、当日は舞台正面の前から3~4列目と良いお席で鑑賞させていただきました。
また、休憩時間には、能楽同好会のI顧問より解説も伺えまして、至れり尽くせりでお世話になりました。快く何から何までご準備下さいましたK世話人、そしてI顧問に感謝の気持ちでいっぱいです。
「巴」と「土蜘蛛」という趣の異なる演目を同時に拝見出来まして、お能の魅力を大いに味わえた1日でございました。
以前、お能の見所のひとつとして「泣いている手の仕草」のお話を伺ったのですが、この度拝見した巴でも美しい手の仕草を拝見出来ましてとても感動致しました。
まだまだ分からないことが山程ありますが、皆様にご指導頂きながら少しずつでもお能に親しんでいきたいと念じております。
(文責 能楽同好会K世話人、感想 能楽同好会M)