京都支部 秋の散策会ご報告(2016 年 10 月 15 日)
京都支部 秋の散策会
開催日:平成 28 年(2016 年)10 月 15 日(土)
訪問先:相国寺・丞天閣美術館 出席者:20 名
芸術の秋、食欲の秋、秋の散策会は、爽やかな秋晴れのもと、京都今出川の相国寺を訪問、丞天閣美術館で「生誕300年記念 伊藤若冲展」を鑑賞し、昼食は紫野大徳寺境内の泉仙大慈院店でお精進を頂きました。市内を始め、 神戸、大阪から校友の皆様がご参加下さいました。
烏丸今出川からは同志社大学今出川キャンパスを通って相国寺まで徒歩、チャペルの結婚式を横目に皆さんで集合写真をぱちり(シャッターはKさんのお嬢様)、長身のS氏と奥様が青学の応援フラッグを掲げて「同志社の皆さん、お邪魔します!」。
相国寺ではまず法堂・方丈を拝観。「重文の法堂は、1605年にあの豊臣秀頼の寄進で再建された現存最古の御堂で、その天井には狩野光信筆の、どこから眺めても、なんとも可愛いまな差しに射抜かれることから八丁睨み、そして手をパンと叩くとパタパタと響き渡ることから、これを鳴き竜といい、仏法を守ってくれています」とは、案内の方の解説。
続いて、相国寺丞天閣美術館で伊藤若冲が寄進した「動植綵絵」を拝観、展示室に一歩踏み入れると、鶏にわとり、犬いぬ、魚さかな、薔薇バラ、動物、植物、30幅の掛け軸はどれひとつとっても精緻で彩り豊か、圧倒されました。
これら30幅の掛け軸は、若冲が10年をかけて制作し、仏の世界を美しく飾る仏画として相国寺に寄進されたとか。年に一度の法要で、対となる三副の「釈迦三尊図」と共に披露されると、見物に人々が押し寄せ、寺の境内には屋台が並んだそうです。今年は伊藤若冲の生誕300年、因みに、生家の青果問屋のあった錦小路商店街では、若冲の横断幕に加え、各店のシャッターには若冲の絵がモチーフとして描かれています。
続いてタクシーに分乗して紫野大徳寺にトリップ、総門から利休像で有名な「金毛閣」の前を横切り、本日の昼食は境内の泉仙大慈院店でお精進鉄鉢料理をいただきました。
散策会お開きのあと、食後のお散歩に大徳寺の境内をブラブラ、F幹事の引率で高桐院を訪問、細川忠興によって1601年に建立された塔頭は、その表門からのアプローチが実に美しく、茶人の住まいの佇まいを堪能いたしました。
今回、娘さんとご一緒のKさん、芦屋市や豊中市、宝塚市、大阪市、枚方市、伊勢市そして京都の皆々様、ご参加ありがとうございました。これからも、京都の秋の散策会でご一緒にお散歩いたしましょう、是非ご一緒に。
金毛閣を背景に
大徳寺塔頭高桐院の表門からの敷石道
高桐院の客殿の南庭