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京都支部

京都支部 クリスマス祝会ご報告(2013年12月14日)

2014.06.04 更新
京都支部 クリスマス祝会

開催日:平成25年12月14日(土)

訪問先: レストラン菊水

出席者:18名

 人出で賑わう師走の祇園南座お向かいのレストラン菊水にて、今年も京都支部恒例のクリスマス祝会が開かれました。 

 最初に、今年もこの会に参加できた幸せと、皆様に主の祝福がもたらされますようにと、共に天の神様にお祈りしました。

 今年の初参加は平成12年文学部史学科卒のYさん、支部唯一の史学科卒のOさんも若手後輩の参加に大喜び。

 初参加のYさんのリードで最初に全員で賛美歌「きよしこの夜」を斉唱。続く京都支部恒例のキャンドルトークは、長年にわたり日本の御三家と称される老舗ホテルに勤務され、ホテル青山会の先々代の会長で昭和34年経済卒のK先輩から、「最近の食の話題」というテーマで、TVや紙面を賑わしている食材の表示の話題のうちエビ、そして和食の無形文化遺産登録、懐石と会席の違い、京料理などをテーマに、プロジェクターを駆使して、私達に分かり易く解きほぐしていただきました。

 まず、食材の誤表示の話題で中心となっている芝エビですが、スーパーで売られているエビが芝エビかバナメイエビかなんて、素人には分かりません。食べるとバナメイエビの方が身にプリプリ感があって、よくTVレポーターがエビ料理を食べて「これ美味しい、凄いプリプリです!」なんて言っていますが、あれはバナメイエビです。マスコミの方ってバナメイエビか芝エビか分らないで「プリプリ感があって美味しい」なんてレポートして、その翌日になって、いやこれは違うおかしい、なんて報道しているほうがおかしいです。

 メニューに芝エビと表示してあるのに実はバナメイエビを使っていたというのが圧倒的に多い食材の誤表示。芝エビは、江戸湾、今の東京湾の芝浦でかつて大量に獲れた小型のエビの総称で、今から30年程前に中国と日本の料理人の話し合いで小さいエビを芝エビと呼ぶこととなって「メインは芝エビのチリソース煮」なんてメニューに掲載されましたが、その後、芝エビが獲れなくなり、代りにバナメイエビを使っているのに芝エビの名前はそのままにしていたもの。また、食感が良いのでお客さんからもとくに何も言われないままこれまで来たというのが、メニューに芝エビの名前が載っていた理由です。

 コンプライアンス重視ということでTVや新聞でマスコミが大騒ぎしましたが、こういう事情も裏側にありました。

 次に、12月4日に和食がユネスコの無形文化財に登録されました。その理由は、1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重、2)栄養バランスに優れた健康な食生活、3)自然の美しさや季節の移ろいの表現、4)年中行事との密接なかかわりと、お料理そのものではなく、四つの内容を和食の文化として登録されたということです。

 和食/日本料理の代名詞のように言われる京料理ですが、料亭菊乃井の村田氏曰く、京料理とは、京都という土地の料理に過ぎません、京都に住む人達が自分達のために育ててきた郷土料理です。京都の昆布出汁は、京都の水でないと旨味が出ないので、菊の井の東京店では京都から運んだ水を使っているそうです。京都の自然を大切にして、土地の水を使い、土地の水を吸って育った食材を使った料理を京料理という。京都の文化で育った京都の郷土料理なんですね。

 また、日本料理と言えば懐石料理と言われますが、懐石料理はお茶席でお濃茶を美味しくいただくための食事、京都でも本当の懐石料理を出しているのは瓢亭、辻留など2、3軒、和食のお店で懐石料理と看板に書いてあっても殆どのお店で出るのは実は会席料理です。会席料理は、料理は勿論ですが、お酒を楽しむことが前提で、ご飯と汁は、食事の〆に出てくるものでお料理のジャンルが違う。懐石と書かれていると高級なイメージがあるので、会席料理を出しているにも拘わらず店の看板は懐石料理と、そんな店が五万とあります。食材の誤表示で病人が出た訳でも何でもないのに、マスコミは(食材の)偽装、偽装と大騒ぎをする。こちらの方がよほど偽装です。

 K先輩の手慣れた解説で、手際よく分かり易くお話し頂いたひととき、「日頃、判っているようで、判っていなかった微妙な違いを丁寧な解説で教えていただきました」とFさん、皆さんK先輩のお話しに夢中で聴き入り納得、納得、今回も時間が経つのがあっという間でした。

 続いて賛美歌「もろ人こぞりて」を斉唱。女学校の頃から歌い慣れた賛美歌を楽譜も見ないで朗々と歌い上げられる先輩方の美しい響き、そこにYさんの艶やかな声が重なりました。声を出すって、若返りますよね。スクールフラッグを中心に記念撮影、背の高いYさんも、花の26年組の皆さんも、全員の笑顔が揃いました。そして皆様の健康と神の恵みに感謝し、Sさんのご発声で乾杯し、当店自慢のフランス料理をいただきながらの懇親の会に移りました。

 初参加のYさんは高校時代を海外で過ごされた帰国子女、青山での学生ライフが懐かしく、こうやって関西で青学の皆様と繋がれるのは嬉しいことと、とっても華やかな笑顔で回りをパッと明るくして下さいます。

 「ここにお集まりの皆様がまだお生まれになっておられない時に卒業しました」という大先輩方のご壮健な姿は自分が先輩の年齢になったときの理想です。

 そして、ここ3年間、体調が思わしくなく支部活動を休まれていたMさんから一昨日の夜に突然お電話をいただき、「明日(クリスマス祝会に)出席していいですか」との声、その明るい声が今夜の祝会に響いているのを聞きながら、Mさんが順調に回復されて再び支部でご一緒に活動できることを心からお祈りしたものです。

 お元気な諸先輩にいつも啓発され、皆さんの多様な経験に強さをいただき、後輩に刺激されて、いつもこの支部では出会いと感動がいっぱいです。

 最後のお楽しみのプレゼント交換、皆さんが持ち寄るプレゼントに貼るシールを今年は水彩画を嗜まれる昭26年女子高等部卒のK先輩が1枚ずつ手作りして下さいました。そのプレゼントの受付、会費受取り、プログラムの手渡しをお手伝い下さったSさんとHさん、シール貼りがWさん、皆さんのお手伝いで会が始まりました。そしてプレゼント交換ではFさんの指揮で若手のSさん、Oさん、S夫人の皆様のお手伝いでプレゼントが各自の席に運ばれました、これは杖を使われる先輩方には嬉しい配慮、笑顔で会場がいっぱいになりました。

 久々に讃美歌を歌い、キャンドルトークの為になるお話に夢中になり、若い方から大先輩までお食事をしながらお話しが盛り上がっているうちに、自己紹介、プレゼント交換、お開きへ・・・

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。初参加のYさん、3年ぶりのMさん、そして皆様方、これからも京都支部の集まりでお目にかかれますように。 

 最後に、このクリスマス祝会の1か月程前に、ここ2年転居先不明で気懸りだったUさんから突然お電話をいただき、翌日、早速教わった北区の小さなケアホームを訪れて懐かしいお顔にお会して参りました。お元気な笑顔で、訪問を喜んでくださいました。

 この京都支部が、青山に繋がるあらゆる皆さんの心の拠り所であり続けたいとの気持ちをあらたにいたしました。(W)












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