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京都支部

京都支部 能楽鑑賞会ご報告(2013年9月14日)

2014.06.04 更新
京都支部能楽鑑賞会

開催日:平成25年9月14日(土)

 芸術の秋に相応しい晴天の中、恒例の能楽鑑賞会は、岡崎の京都観世会館にて、I幹事、F幹事のお手配で、『能「井筒」、狂言「鏡男」、能「鉄輪」ほか』を鑑賞いたしました。

 まず、開演前に2階ロビーに集合してI幹事による名解説を拝聴しました。お蔭で、伊勢物語を題材にした「井筒」の、「むかしおとこ」業平を恋し続けた「人待つ女」の心情にぐいぐいと引き込まれていきました。

 男が「筒井筒 井筒にかけしまろがたけすぎにけらしな妹見ざるまに」と贈った歌に対し、女も「くらべこし振分髪も肩すぎぬ君ならずしてたれかあぐべき」と答え、筒井筒のむかしから年を経た今までも、待ちわびる女の魂・情念はいろいろな揺れやあやを見せながら死後までも変わることなくその忠実さが続くという、恋愛の恒久ということがうかがわれる曲となっていました。

 休憩時間に再び2階に集合し京樽の「おにぎり弁当」やIさんが差し入れしてくださった六甲山ホテルのカップケーキを頂きながら嫉妬のために女が鬼となる「鉄輪」のストーリーを頭に入れて見所に向かいました。

 他の女を妻とする為に自分を捨てた、そんな夫を怨み、貴船の宮に丑刻参りをしている女が、願いを聞き入れられ、いよいよ夫を切り殺そうとしますが、陰陽師の呪法によって目的を果たすことができなかった、そんな女の情念の深さ、恐ろしさをたっぷりと強烈に描いた怨霊物の中でも最も露骨に嫉妬の情が描かれた秀作でした。

 今回の能は二番とも女に不実を責められる男を描いた作品でしたので、当日唯一の男性参加者のS氏、さぞ居心地が悪かったのでは。

                                    報告者はFさん。




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