京都支部クリスマス祝会報告
開催日:2010年12月10日(土)
会場:レストラン菊水 出席者20名
師走の人出で賑わう祇園四条のレストラン菊水にて、2010年12月10日土曜日に、今年も京都支部のクリスマス祝会が開かれました。窓の向かいの南座顔見世では、海老様のまねきが愛之助様に差し替えられていて・・・。
まず、今年もこの会に参加できた幸せを天の神様に祈り、全員で「きよしこの夜」を斉唱、続いて、7月に就任された山北新院長のご挨拶から、「神は、私達に光となって闇を照らし輝く存在であれと教えられた、神に祈り感謝しましょう」とのメッセージが紹介されました。聖書の中の動物園といわれる聖マタイ伝から引用された新院長のお話の中で、蛇のように賢くあって世の中の悪を超えなさい、世の中の不変と可変を見据えながら常に脱皮し続けなさいというくだりはとっても鮮烈でした。また、鳩が帰るべき巣に帰るように私達にも帰るべき青山がある、心の故郷の青山で学んだ教えを忘れず明日に向かって強く生きようと思いました。
今年のキャンドルトークは、南欧、アフリカ沖の地中海から大西洋岸を、豪華客船で周遊され思い出を、I先輩が大スクリーンの写真と一緒にお話しくださいました。バルセロナ、マラガ、カサブランカ、ラ・パルマ、リスボン、名前を聞くだけでワクワクするような街、ディナーを頂いて一晩眠るともう次の国々という11泊のクルーズ、青山の女子高等部の同窓で仲良しのお友達やその妹さんに誘われて、皆さんご一緒に旅を楽しまれたなんて夢のようです。よしっ、いつか私も豪華客船で旅をしようって、大きな目標をいただきました。
続いて賛美歌「もろ人こぞりて」を斉唱。お得意のキーボードで賛美歌やクリスマスソングを演奏して下さるのは昭和18年高女卒、20年女専卒のO大先輩、堺市から、実に5年ぶりにお見えいただきました、姿勢も良くお元気なお姿に大感激です。スクールフラッグを中心に全員で記念撮影して懇親会に移り、フランス料理をいただきながら全員が近況を報告しあいました。
今回初参加は63年卒のOGで、卒業3年後に渡米、校友会のシカゴ支部に参加されていましたが、帰国ののち関西で仕事を始めるにあたり、せっかく住むなら京都にと昨年越してこられ、お寺や町屋めぐりなど東京と異なる文化を楽しんでおられるとのこと、目の付け所はさすがに国際人だなって感心しました。
毎回参加のOBは子供達に将来の社長への夢を抱かせてくれる起業能力開発に携わっておられます。また、支部で一緒に観劇した歌舞伎に関西のボケとツッコミの極意を発見し、仕事に幅が出てきたと説くOB。この会に参加して同期生や同じクラブの先輩に巡り合ったOGは、クラブの記念総会で担当した司会の楽しさに開眼し、勉強を始めておられます。この支部は出会いと発見がいっぱいです。
15年に高等女学部をご卒業され、65年間内科医を続けられた大先輩OG、茶道や短歌の道に加え、健康法の水泳に最近語学学習を加えられとか。その大先輩の手ほどきで、今年から和歌を学ばれるのは26年女専卒の大先輩、中世文学の研究を今も続けられ、毎年、支部のお能の会を主催して下さいますが、「この会に来て皆さんのお話を聞いていると、これから何かを始めようというお話がいっぱい、私もこれから!」と、今年は京都弁で語る源氏物語も始めますって。焼き物、お絵かき、楽器に音楽、幾つからでも始められるわねって、OB、OGの皆さんの誰もがとても前向きなのにうれしくなってしまいます。18年高等女学部卒、古都の旧家に嫁がれ、辛く苦しい経験あっても毎日感謝を忘れないことと説かれる賛美歌の大好きな大先輩OG、青山で学んだことをとても誇りに思っておられます。そう、京都支部に集う、幅広い年齢層のOB、OGの皆さんこそ、支部の誇り、宝なのです。
最後のお楽しみのプレゼント交換。昨年のクリスマスにプレゼントされた京菓子詰め合わせを毎日一つ賞味して京都を知ったと話されるのは、あこがれの自動車部出身のOB、今年のプレゼントは気に入りましたか、思い出を分かち合いましょう。
いつしか夜も更け、来る新たな年の健康と再会を約しつつ賛美歌を全員で斉唱して今年のクリスマス祝会もお開きとなりました。名残はつきませんが、皆様、楽しいひととき、そしてたくさんの夢と希望をありがとうございました。
報告者 美寿緒