2011.12.01 更新
第20回岐阜県支部の集いで第2部の岐阜県支部懇親会司会を務めた田中宗一さんが報告書を作成しましたので、全文掲載いたします
開催日時:2011年11月13日(日)12時00分~15時20分
会場:岐阜都ホテル
出席人数:支部会員;76名 ゲスト・来賓;8名
記事内容
第20回岐阜県支部の集いは、風光明媚な金華山の麓を流れる長良川河畔の「岐阜都ホテル」で華々しく開催された。人間で言えば、この会は「成人式」を迎え、新たな思い出のアルバムの1ページを飾る、記念すべき「校友の集い」である。
【第1部:岐阜県支部総会】
総会は、支部総会の司会進行を長年務める遠藤太郎(S41卒)氏による晴れやかな開会の辞で始まり、冒頭には尾関尚司(S31卒)支部長が、20回目を迎えたこの集いへの感慨深い思いとともに、校友に向けて挨拶した。また、学院からの来賓である、理事長の半田正夫様は、「東日本大震災の際、当学院が迅速かつ懇切丁寧に帰宅困難者の対応をし、渋谷区管内で最も多くの方々を受け入れたこと」「陸上競技部の活躍」について、校友会会長の細田治様は、「母校を愛する気持ち」「学校経営の危機が叫ばれる中での卒業生による募金活動システムのあり方」を熱く語られ、ご祝辞をいただいた。今年度の会計については、事細かに安藤裕康(S54卒)氏が報告した。また、細江由喜子(S52卒)氏が奥様ということもあり、大変ご多忙の中、細江茂光岐阜市長が駆けつけてくださり、「岐阜市の教育への取り組み」「青山という地名にゆかりの深い岐阜県」について触れながら、ご挨拶いただいた。粛々とした雰囲気で行われた総会を終えると、今回は20周年記念ということで、校友のご家族・ご親戚を会場へお迎えし、懇親会へと移るのであった…。
【第2部:岐阜県支部懇親会】
「大変長らくお待たせいたしました」のアナウンスが聞こえると、会場全体が今か今かと待ちかねていたかのように、参加者の笑顔が数多く見受けられた。今回のメインであると言っても過言ではない懇親会の始まりである。まずはじめに、岐阜県支部との関わりも長い、三重県支部の稲垣淳支部長よりご祝辞をいただいた。その後、懇親会の始まりはやはり乾杯からということで、あいち支部の櫻井繁支部長の元気溢れる乾杯の音頭の元、岐阜都ホテル自慢のお料理とともに、歓談がスタートした。和やかなシチュエーションの中、押谷浩一(S53卒)事務局長が軽快なトークリズムで今年度の活動報告をした。
さあ、いよいよ今回の岐阜県支部の集いのメインである、スペシャルゲストによるライブの開演である。今年度は青山学院中等部・高等部のご出身で、「バラが咲いた」「のんびり行こうよ」などの数々のヒット曲を世に送り出し、「ビーチボーイズ」「傷だらけのラブソング」などのドラマで人間味溢れる演技をされ、また、モータースポーツやアウトドアキャンプをライフワークとするなど、幅広い分野でご活躍のマイク眞木さんをお迎えした。著名なギタリストである山口玉三郎さんの演奏とともに、ギター片手に一言一言を紡ぎだす朗らかで渋い歌声、冗談交じりの軽快なトークは、参加者全員の心を一瞬にして「虜」にした。肩をゆすりながら聴く方もいれば、手拍子を打ち、懐かしいメロディーに酔いしれる方も。マイク眞木さんだからこそ成せる業である。
スペシャルライブ後は、スローライフを提唱・実践されているということで「自然を楽しむ」ことの魅力をお尋ねすることができ、会場全体が一体感を覚えたまま、写真撮影を行った。また、急遽、ステージ上で細田校友会長とマイク眞木さん、校友の蒲生薫(S42卒)氏は同級生ということで、学生時代の思い出話を、漫談をしているかのごとく楽しく振り返っていた。その後、個人撮影をする時間もいただき、多くの方が挙ってシャッターを押す姿が微笑ましくあった。
その後、安藤盾(S47卒)副支部長がお礼の言葉を述べ、卒業後25年の方々に贈られるシルバージュビリーの表彰式を行った。1986年度卒業の該当者は4名。中でも、滋賀県から遙々お越しいただいた影山賢司氏の喜ばしいお顔は印象的であった。
最後に、カレッジソングを奥原郁夫(S51卒)氏の先導により、声高らかに斉唱。坂崎義雄(S45卒)副支部長が、20周年の締めくくりに相応しい閉会の辞を述べ、参加者全員が「末永く岐阜県支部の集いが開催されるように」という祈りとともに新たな門出を祝って、無事、「成”会”式」は幕を下ろした。
【追記】
今回、第20回岐阜県支部総会・懇親会に参加して、校友の皆様が日頃の喧騒を忘れ、まるで学生時代にタイムスリップしたかのように楽しく歓談している様子を沢山拝見し、非常に有意義で素敵なひと時を過ごすことができた。私は、国際政治経済学研究科国際コミュニケーション専攻修士課程をH21年度に修了し、まだ校友会に参加して幾年と経たない。仕事で司会業に携っていることもあり、今回の記念すべき20周年記念の集いで司会進行を務めさせていただいたことを光栄に思うとともに、この岐阜県支部総会・懇親会を開催するに当たり、ご尽力なさった方々に心から御礼申し上げたい。国際開発分野で「持続可能な開発(Sustainable Development)」(意味:現代の世代が、将来の世代の利益や要求を充足する能力を損なわない範囲内で環境を利用し、要求を満たしていこうとすること)という概念があるが、岐阜県支部の方々は、例年の活動にプラスして、「知恵」と「アイデア」をフルに絞って新しい活動を展開しようとしている。この姿勢は、まさにこの概念と類似している。今後の青山学院校友会の発展を心より祈念し、また来年も多くの校友の皆様と再会できることを願っている。