第54回全日本大学駅伝対校選手権大会は、3年ぶりの沿道応援となり岐阜県支部の校友有志も駆けつけました。
コロナ禍の前には、出発地点の熱田神宮から伊勢まで大型バスをチャーターしての応援ツアーを実施していました。この2年間沿道応援から遠ざかっていた校友は「応援できる喜び」を爆発させていました。
11月6日の大会当日岐阜市では、全国的な話題となった「ぎふ信長まつり」が開催され、織田信長に扮した木村拓哉さんを一目見ようと、沿道などには同市の人口を上回る46万人が訪れていました。パレードには約1kmを45分かけて終了しました。
「キムタク信長」の経済効果は、当初約39億円と言われていましたが、関西大学の宮本名誉教授が経済効果の検証値を計算したところ約150億円であったという記事が掲載されていました。
このキムタクフィーバーの中でも、校友の全日本駅伝を応援できる喜びはゆらぎませんでした。平均世帯視聴率を見ると、2021年は11.0%、そして今回2022年は10.3%でした。他の番組が5~6%なのに対しいかに高いかがうかがい知れます。前年より下がっていますが、沿道観客数が増えたということです。
全日本大会事務局から沿道観戦者数が発表されていませんが、箱根駅伝から類推することが出来ます。
2021年 視聴率 往路 31.0% 復路 33.7%
2022年 視聴率 往路 26.2% 復路 28.4%
全日本と同様昨年に比べ視聴率は下がっています。一方で、沿道観戦者数は
2021年18万人、2022年は60万人で3・3倍となっています。全日本駅伝も同様だと言えます。
3年ぶりに沿道応援した岐阜県支部の校友は、伊勢神宮のゴール前で、あいち・三重県支部の校友と共に最後の応援をしました。
3年ぶりの沿道応援といえども大会事務局からはコロナ禍での応援規制もあり選手同様、ルールを守りながらの応援です。まだまだ、沿道応援自粛ムードです。ちなみに、2020年の箱根駅伝の沿道観戦者数は約120万人で、平時はこの水準です。まだ、半分といえます。
全日本駅伝は、名古屋・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間、106.8kmのコースに27チーム216人、補員136人の総勢352人が挑みます。
キムタクパレードはゆっくりであればゆっくりであるほどよく、1kmを45分かけて。一方、駅伝は優勝の駒澤大学の5時間6分47秒、3位の青学は5時間10分45秒でした。
キムタク効果は単発の効果で一過性ですが、全日本駅伝は継続性のあるもので、その効果は計り知れません。私たちは沿道の応援が選手に力を与えていることを確信し、共に戦っているんだという一体感をさらに多くの人と共有したいものです。