幸せって?帰りのJRの中で、あるいは、お仲間とコーヒーして幸せについて改めて思いを巡らせた方も多かったのではないでしょうか。
6月10日、東海支部総会がNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」一色の浜松市で開催されました。会場はオークラアクトシティホテル浜松30Fパールの間。母校・同窓会本部より3名、同窓生26名が集いました。現代教養学科・齋藤修三先生のご講演は
「あなたは幸せですか?」
現在の短大寮は2人部屋だそうで、ストレスや不便を感じながらも、後でとてもいい経験だったと語る学生が多い。海外のあるホスピスで後悔についてのアンケートを取ったところ自分に正直に生きればよかった、あんなに働かなければよかった、友達づきあいを続けていればよかったと周囲を気にした人生を反省される方が多かったとか。幸せの青い鳥を求めたチルチルとミチルの行き先は?先生の幸福論では目の前にある困難を避けず乗り越えた先に何か楽しいことがあるらしい、楽しくわかりやすいお話に皆様聞き入っていました。
懇親会では、浜松在住で料理研究家の喜田芳子同窓生による直虎時代のお料理を中心とした和食のお話とお食事。喜田同窓生は同ホテルの日本料理レストン「山里」の直虎会席の監修もされていて、発酵食品を使った和食の素晴らしさ、繊維質が最も多い牛蒡をきんぴらにして常食してきた日本人の知恵、腸のお掃除をしてくれる蒟蒻は今回井伊家の赤備え甲冑に見立て赤蒟蒻を使用された等々、興味深くお話しくださいました。当時の味付けは塩と酢だけ、お砂糖もなかったそうで、いい塩梅に調理された心尽くしの一品一品を賞味、どちらのテーブルからも歓談が絶えませんでした。
可児市から初参加の同窓生が「いいお話にいいお料理、今が一番幸せ!」って大きく腕で丸印を描いてくださり皆様拍手喝采! 至福の時を過ごさせていただきました。
49E 金原里枝