東海支部総会が6月2日(日)
「ホテルセンチュリー静岡・クリスタルルーム」において、
母校より短大名誉教授の菅沼眞砂子先生、磯谷藤枝先生、高橋好子先生、
塚田博美同窓会会長、仲野佐知運営委員をお迎えし、愛知、三重、岐阜、
静岡より57名という大勢の参加で賑やかに開催されました。
総会は、開会の言葉、賛美歌、聖書拝読、お祈りと厳粛な雰囲気の中で
始まり、支部長挨拶に続き、「ゲド戦記」の翻訳で日本翻訳文化賞を
受賞された菅沼眞砂子先生のご講演がありました。
短大児童教育(現、子ども)学科の専任教員を退職後、児童文学者、
翻訳家として現在もご活躍され、ご多忙な先生ですが、日々の生活の中で
些細な物事に対しても興味深く目を向けられ、深く感動する瑞々しい心や
謙虚さに感心いたしました。
また、日本の製本技術の素晴らしさ(決して簡単には壊れない頑丈な作り、
本の背に貼られた花布の妙等)のお話や「言葉」についてのお話が、
とても興味深く心に残りました。
私たちが時代の中で無意識に使っている「言葉」も、その語源をたどって
みれば思いもよらぬものであったり、また時代の流れの中で「言葉」は
少しずつ意味を変えて使われたりもしているということ、私たちは、もっと
「言葉」を見極め、大切に使わなければならないと痛感しました。
続く懇親会では、スペシャルゲストの磯谷先生、高橋先生のお元気な近況を
楽しく聞かせていただき大きな力をいただきました。
美味しいフランス料理をいただきながらおしゃべりに花が咲き、心通い合う
とても和やかな会となりました。
最後はみんなで賛美歌を合唱し、来年度の総会開催地名古屋での再会を
楽しみに散会となりました。
広瀬とも子(昭和53年短大卒)