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陸上競技MARCH対抗戦2021観戦記(後編)
2021.11.25 更新
次の第4組と第5組ではペースメーカーとして実業団のアンティパス・キベット選手(SGホールディングス)が走り、1周67~68秒とペースはさらにアップします。
第4組 申請タイム28分55秒~28分30秒
1. 若林宏樹(1年・青山学院) 28分27秒72
2. 小原 響(2年・青山学院) 28分28秒97
3. 太田蒼生(1年・青山学院) 28分32秒17
この組はペースメーカーが離れたのちは本学の選手5~6名が先頭争いをする様相となり、層の厚さを感じさせました。結果も上位10名のうち7名が本学の選手で占められました。出場30選手中、14名もの選手が28分台を達成しましたが、28分台前半は小原選手までの上位2名だけでした。
(ペースメーカーと走る第4組の選手たち)
最終の第5組は各校が誇るエースたちが登場します。この組では立教大を除くほとんどの選手が今年の出雲駅伝か全日本大学駅伝の出場経験者です。もちろんその記録に注目が集まります。気象条件としてはほぼ無風、観客には冷え込みが堪えるほどの低温ですが、走る選手たちにとってはほぼ理想的な条件でした。
第5組 申請タイム28分30秒~28分15秒
1. 近藤幸太郎(3年・青山学院) 28分14秒34
2. 小澤大輝(3年・明治大) 28分20秒67
3. 中村唯翔(3年・青山学院) 28分29秒43
67秒前後というハイペースのペースメーカーが離れた後は本学近藤選手がほぼ独走状態となり、それに明大の小澤選手が食い下がります。近藤選手は67秒キープならば27分台が可能だったのですが、惜しくも自己記録に約4秒及ばない28分14秒の記録となりました。それでも前にご紹介した全日本選手権の出場資格である28分16秒を切ったのは近藤選手だけであり、立派な記録であるといえます。近藤選手は、当初から28分15秒を目標としていかに自分のレースを組み立てるかを課題としていたとのことなので、彼はしっかり自分のレースを完遂したといえるでしょう。なおこの組では出場27選手中19名が28分台を記録しましたが、28分台前半を達成したのは上位3名だけでした。エース達の中でもこのあたりに壁があることが分かります。
(近藤選手の終盤の力走・動画)
では最後に対抗戦の結果です。タイムは前にご紹介したように上位10選手の平均値です。
1. 青山学院大学 28分30秒72
2. 明治大学 28分48秒17
3. 中央大学 29分03秒12
4. 法政大学 29分13秒18
5. 立教大学 29分49秒24
ほぼ現在の実力通りといったところですが、それにしても本学の上位10名の平均タイムが前に壁と申し上げた28分30秒付近というのもさすがというしかありません。1万メートルの記録が箱根駅伝の結果と相関があるというのが原晋監督の持論ですが、それが正しいとすれば少なくともこの5校の中では本学が最も有利ということになります。もちろん優勝候補といわれる駒沢大をはじめとして、早稲田大、順天堂大、東洋大などの有力校が参加していないので迂闊な予想はできないのですが、タイムからすれば十分に優勝の可能性が高いといえるのではないでしょうか。
( 表彰式 )
さて、表彰式が行われる頃には、スタンドは震え上がるほどの冷気に包まれました。この大会では順位に応じて、大学に対しては最高30万円の奨励金が、選手に対しては8位までの入賞者に対して最高3万円の奨学金が授与されました。また全日本の出場資格を得た近藤選手には大会規定により別に1万円の奨学金が授与されました。実は大会規定では28分切りに対して3万円、学生記録達成者に対して10万円の奨学金が規定されていたのですが、残念ながら今回は該当者なしでした。なお学生記録は大迫傑(当時早大)による27分38秒31、日本記録は相澤晃(富士通)による27分18秒75です。この大会にはスポンサー名を冠したアベマ賞という面白い賞があって、3組以降で自己最高記録を最も大幅に更新した選手に奨学金3万円が贈呈されます。この賞は32分01秒55から29分26秒30と2分35秒25も短縮した山田俊輝選手(中央大3年)が獲得しました。
(副賞の奨励金を受けとる本学飯田主将)
この大会では各校とも多数の選手が自己記録を更新したこともあり、各校の選手・監督にたいへん好評で、来年もぜひ実施してほしいという声が大きかったと聞いています。筆者の私見ですが、次回からは他大学も巻き込んで、たとえば明治神宮野球大会のように駅伝以外の長距離走で大学、高校の日本一を決める大会に成長していってくれれば楽しいのになと思います。今後の各校の健闘を祈りつつ報告を終わりたいと思います。
(千葉県東葛支部 Y.M記)