アルファマでは庶民的なファドを聴ける。ポルトガルギターの音も絶妙。
コレが魅力!
ポルトガルは隣の乾いたスペインと違って、西岸海洋性気候の影響で緑豊かでしっとりとした美しい国。ユーロ導入で物価が上がったとは言え、ヨーロッパではまだまだ物価は安く、日本より魚をたくさん食べる国だ。ポルトガルのレストランはアンコウの雑炊が名物と知られているが、タコやイカのリゾットはまさに絶品。イワシ焼きも美味しい。
またカフェには様々なおいしいパンやパイが並ぶが、どこにでもプディングが置いてある。これを通りの椅子で味わいながら町の様子を見るのも楽しいことで、すぐに友人ができてしまう。人々も親切でいつしかこんないい国はないと思うほど。市内を走る電車に乗ればそれぞれに個性のある街並みを縫って走るので、これも手軽な観光となる。
アルファマ地区でファドを聞けば、意味は解らなくても十分にポルトガル庶民の喜び悲しみを味わうことができる。
コリャたまげた!
ワインの栓となるコルクは世界一の生産量を誇るが、本場のポルトガルに行けばコルクの財布やバッグ、靴なども作られてびっくり。このコルクは実は工業用にも使われ、人工衛星にも使われている。
ポルトには入場料を取る本屋さんがあるが、ここは行って見る価値がある。本を買うと入場料分だけまけてくれる。
コレだけは覚えて!
今スペインで人気の巡礼路、サンチャゴコンポスーテラへ向けてヤコブの道を歩くのは大変。時間もかかる。しかもスペインへ行っても、ヤコブの道は北のはずれなのでツアーがないのが実情。ところがポルトガルのポルトからなら、日帰りも含めてサンチャゴの大聖堂までのツアーがあって便利。サンチャゴへ行きたいが時間がなくて歩けない方は、スペインへ行かず、ポルトガルへ行って、そこからのツアーに参加するのが正解。
日本へ来た外国人は「もう京都へは行ってきましたか?」と聞かれるのが定番だが、ポルトガルでは同じように「もうポルトには行ってきましたか?」と聞かれる。
Reported by Junichi