インレー湖の漁師
コレが魅力!
よく駐在員が話すのだが、「インドシナ半島の国々で人の良さを言えば西高東低」というのがある。つまりミャンマー人が一番立派だというのだ。これはミャンマー人と接するとよく解る。ミャンマーの経済はズタズタにされているため人々はお金よりも、むしろ人との結びつきと信用を大切にしている。従ってお金で動くのではなく、心で動くという。
私がミャンマー語を習っていたミャンマー人の先生は「外国の方が我が国の言葉を勉強してくれるなんて、こんな素晴らしいことはありません。喜んで教えますが、条件が一つだけあります。その条件というのは、教えますが、お金は必要ありません。タダで習う気があれば教えます」というのだった。このような人の心を大切に生きる場面はあちこちで頻繁に体験することになり、所謂私も「ミャンマーめろめろ族」になったのだった。今は少しでもミャンマー人に近づきたいと思って居る。かくいうほどにミャンマーの人たちは素晴らしい。中でもインレー湖はこの世の天国です。
偶然に遭遇したインレー湖の子供達。すぐに花を差し出してくれた。
コリャたまげた!
これは過去に何度かあったが、ある日突然高額紙幣が使えなくなることがあったりした。また、近年はヤンゴンの一等地がある日突然軍に接収されることがあり、あまりに立地の良いマンションは軍に接収されるのではないかと噂が飛び交っている。便の悪いアパートに住んでいる知人が「大丈夫、私のところは不便だから軍に取られることはない」と言っているのにはびっくりした。
ヤンゴンは全てどこへ行くのも草履を履いて行かねばならない。ヤンゴン一の高級ホテルのストランドホテルの格式高いホテルマンもみんな草履ばきである。結婚式の新郎新婦も草履ばき。これにはもちろん理由がある。ヤンゴン市内の寺院は全て裸足にならねばならない。また、雨が降ればあちこちで洪水となり、道路も冠水する。そこを歩くのは草履が便利。あれやこれやの理由でヤンゴンは草履を履くようになっている。
コレだけは覚えて!
ヤンゴンは大都市なので、住居も高層建築(と言ってもせいぜい10階とか15階くらいのもの)に住む場合が多い。ところが多くの場合はエレベーターがなく歩いて登らねばならない。だから一度家に帰ると、再度降りて登る重労働が億劫になる。9階に住む友人が「一度外に出たら、全ての用事を一度で済ませるというのを最初に覚えました」というのも首肯できるのだった。私はこの友人の部屋を以後訪ねようとする気持ちは、階段登りを考えると遠慮してしまうのだった。
Reported by Junichi